元KARAの知英 脱退後、激動の一年
韓国の人気ガールズグループ「KARA」の元メンバーで昨年に女優業を本格始動させた知英=ジヨン=(20)がこのほど、2年目にかける意気込みをデイリースポーツに語った。
昨年はKARA脱退後、英国留学を経て女優業開始と激動の一年だった。日本の撮影現場にも慣れ、演技力、日本語が上達中の知英は「いろんな作品に出会い、新しい一面を見せたい」と飛躍を誓った。
KARA時代、歌とダンスでファンを魅了してきた知英は、女優業を本格始動した昨年について、「あっという間。忙しかったけど満足な一年。撮影は楽しかったし、日本のシステムもわかってきました」と手応えを口にした。
昨年4月に韓国所属事務所と契約が満了し、KARAを脱退。その後、英国に4カ月短期留学。8月から女優・堀北真希(26)や黒木メイサ(26)が所属する日本の芸能事務所に所属し、新たな一歩を踏み出した。
演じる楽しさは、KARA時代に出演したドラマで実感していたという知英。
昨年、日本テレビ系連続ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(14年10月期)などに出演し、時間厳守の日本の撮影現場に驚いたという。「時間が決まっているからNG出したらダメとか思っちゃった」と重圧もあったが、街に出れば役名で声をかけてもらう喜びも味わった。
手応えを胸に迎えた今年は、3月21日公開の映画「暗殺教室」で銀幕デビューを飾る。“ビッチ先生”と呼ばれる暗殺者の外国語教師役。色気を漂わせるセクシーな金髪美女という役どころに挑戦し、「新しい姿が見えると思います」とアピールした。
アーティストから女優の道へ。その変化を「すごく大きい」と振り返る。大勢の前でパフォーマンスすることとカメラの前で演じることが「一番の違い」というが、「両方とも楽しい」と話す。それでも、歌の世界に再び飛び込むことは、「今はまだ」と考えてはいない。
「いろんなものを見て感じることが大事」と移動中や休日は映画鑑賞にあてる。あこがれの米女優・アンジェリーナ・ジョリー(39)の作品や日本映画などジャンルはさまざま。週に一度はボクシングもこなし、アクション映画出演にも意欲的だ。
ハリウッドを「大きな夢」と語る知英は「ひとつの役にとらわれない女優になりたい」と多くの作品、役柄に出会うことを望む。芝居も日本語も上達し続けている知英にとって、今年は大きな飛躍の年となりそうだ。
