60年代に活躍した伊映画女優ビルナ・リージさんが18日、ローマの自宅で死去した。78歳。伊メディアが伝えた。約1カ月前から闘病していたと家族が明らかにした。
36年、伊中部アンコーナ生まれ。学生時代にスカウトされ、53年に映画デビュー。イタリア、フランスなどで活躍し、ハリウッドにも進出。ジャック・レモンと共演した「女房の殺し方教えます」(65年)で国際的に有名になった。「王妃マルゴ」(94年)でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した。
代表作に「エヴァの匂い」(62年)など。アラン・ドロンやマルチェロ・マストロヤンニ、フランク・シナトラとも共演した。