中島貞夫監督“幻の特攻シーン”明かす
10日に83歳でこの世を去った名優高倉健さんの訃報は18日、芸能界に大きな衝撃と悲しみをもたらした。中島貞夫監督は、「あゝ同期の桜」(67年)での“出来事”が強く残っているという。
ラストで鶴田浩二さんが最後の特攻に飛び立つ。健さんは見送る役だったが、「私も一緒に飛び立ちたい」と直談判され、「夕方からコーヒーを何杯も飲みながら一晩かけて説得した」と話す。
健さんは役に入る時、自分の価値観と同じだったらやるがモットー。朝になり「ロケに間に合わなくなる」と話し、やっと解決したという。中島監督は「心からご冥福をお祈りいたします」と結んだ。
