ボクシング界も高倉健さんの死を悼む
10日に83歳でこの世を去った名優高倉健さんの訃報は18日、日本中に衝撃と悲しみをもたらした。ボクシングが好きだった高倉健さん。高校時代にボクシング部を創設。若い頃は東京・麻布の「十番TYジム」でお忍びで練習したこともあったという。1985年には米ラスベガスでハグラー-ハーンズ戦も観戦している。
2012年頃には知人を通じて元日本フライ級王者のピューマ渡久地と知り合い、渡久地が東京・赤羽橋に立ち上げたジムに鏡をプレゼント。時々立ち寄り、選手の練習を静かにながめていた。
渡久地名誉会長は「大変かわいがっていただきました」と故人をしのび、「高倉さんはうちのコブラ諏訪選手の不器用さを気に入って『ボクシングは技術の世界だけど、魂が揺さぶられるファイトが大事だね。コブラにはそれがある』と応援してくれていました」と振り返った。
