沈没事故船長、下着姿で逃げ出す姿

 韓国南西部、珍島沖での旅客船「セウォル号」沈没事故の救難対応をめぐり、検察などの合同捜査本部は28日、沈没直前の救助活動に問題があった疑いがあるとして、木浦海洋警察署を家宅捜索した。また、韓国海洋警察庁は、救助の警備艇がセウォル号に接近した際の映像を公開した。

 映像には、大きく傾いた船から避難している人がほとんどいない状況でイ・ジュンソク船長(68)=遺棄致死容疑などで逮捕=が下着姿で警備艇に乗り移る姿が映っており、乗客の救命措置を取らずに船から逃げていたことをうかがわせた。

 撮影されたのは、事故があった16日の午前9時35分から計約9分間。船が船首を残し沈没したのは同11時20分ごろで、捜査本部はこの間の救助作業の解明を進める。

 捜査本部は珍島海上交通管制センターなども捜索。事故発生時、船は急旋回後に傾き漂流を始めたが、レーダーで周辺海域の船舶の航跡を監視している同センターなどはこうした異常を見逃した疑いがある。木浦海洋警察署の初動にも問題があった可能性があるとみているもようだ。

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