ポール・ウェラー長男日本先行デビュー

 ザ・ジャム、ザ・スタイル・カウンシルなどで活躍した英ロック歌手、ポール・ウェラー(55)の長男、ナット・ウェラー(25)が、本国より先に日本で歌手デビューすることが22日、分かった。6月25日にミニアルバム(タイトル未定)を発売する。収録した6曲の中には日本語曲もあり、父もギターで参加。今後は日本をメーンに活動し「いずれは世界で活躍させたい」と“日本発逆輸出”を狙っている。

 ポール・ウェラーといえば、77年に3人組バンド、ザ・ジャムでデビュー。モッズ・ブームを巻き起こして以来、83年にはスタイル‐、現在ではソロで活躍するUKロック界の重鎮だ。

 その長男が本国より先に日本でのデビューを決めた。

 ナットは10代から父の来日ツアーに帯同。「ドラゴンボール」や「機動戦士ガンダム」といったアニメなどのオタク文化や、日本のロックに感化されたという。

 その後は、日本でのデビューを夢見て、本国でバンドやモデルとして活動しながら、日本語専門学校などで日本語を習得。7年前に日本でモデル活動を開始し、エイベックス関係者と知り合ったことが、今回のデビューにつながった。

 「日本の音楽はメロディーラインが美しいのに、サウンドはヘビーロックやEDM(エレクトニック・ダンス・ミュージック)なところもあるのが好き。GACKTやディルアングレイがお気に入り」と話すだけに、ルックスはビジュアル系。6曲収録されるデビューミニアルバムはメロディアスでノリのいい楽曲が中心で、日本語詞にも挑戦している。

 リード曲「BURNING IN THE LIGHT」ではポールもギターで参加。「息子が日本でライブをする時には必ず駆けつけるよ」と応援している。

 今後は、今月27日に幕張メッセで行われる「ニコニコ超会議」出演を皮切りに、日本での活動を本格化。“逆輸出”での世界デビューを目指し、邦楽アーティストとして、全英制覇を目指す。

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