腰痛、関節痛…その対処法は?
春らしい陽気となってきたが、季節の変わり目は、朝晩の気温差が激しく、関節痛や腰痛に悩む高齢者が多い。だが、痛むにもかかわらず、「何もしない」か、「市販湿布を貼るだけ」という対症療法が半数以上を占めることが民間の調査で明らかになった。関節痛は本当に我慢するしかないのだろうか。
今回の調査は50代から70代の男女650人が対象。気温が低い時期に感じる体調不良について聞いたところ、1位が腰痛、関節痛などの節々の痛みだった。
だがその対策として行っているのは何もしないか、対症療法がほとんど。その方法も湿布、塗り薬、サポーターを巻くなど、外側からのケアが圧倒的に多いこともわかった=グラフ。
関節痛などはサプリメントの服用も実は有効。その一つが、ナンキョクオキアミという生物から抽出されたクリルオイルだ。これは全米で600億円市場の大ブームを巻き起こしたサプリ。早稲田大学研究院教授の矢澤良一氏によると、EPA、DHAという必須脂肪酸には炎症や疼痛を抑える機能があり、クリルオイルに含まれるEPA、DHAはリン脂質結合型のため吸収性が良く、効果が早く体感できるという。
シニア世代はサプリケアについても詳しく知れば関心が高いことも判明している。関節痛などに悩まされている人は一度クリルオイルサプリメントを試してみるのもいいかもしれない。
