ごちそうさん“あまちゃん超え”1位

 女優の杏(27)が主演し、3月29日に放送が終了したNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」(月~土曜、前8・00)の、全150話の平均視聴率が、関東地区で22・4%だったことが31日、分かった。前作の「あまちゃん」が記録した20・6%を大きく上回り、過去10年の朝ドラで最高の数字となった。

 「ごちそうさん」は幼い頃から食べる事が大好きなヒロイン・め以子が、食を通じ家族や周囲の人との絆を深めていく物語。昨年9月30日の初回放送で22・0%と好発進した後も、高視聴率を維持し続け、10月16日には、最高視聴率となる27・3%をマークした。

 今年1月には、主演の杏と夫役の東出昌大(26)の“熱愛報道”も飛び出したが、視聴率に影響はなし。29日放送の最終回も、関東地区で21・3%、関西地区で22・3%と高かった。

 朝ドラの過去10年の平均視聴率は、これまで堀北真希がヒロインを務めた12年前期の「梅ちゃん先生」の20・7%が最高だったが、この数字を更新しトップに。2001年以降、21世紀の朝ドラとしても02年前期の「さくら」(23・3%)、01年後期の「ほんまもん」(22・6%)に続く3位となった。

 杏は29日の最終回放送後に「みなさまもそれぞれの『ごちそうさん』のドラマをこれからも紡いでいっていただけたらいいな」とコメント、視聴者に感謝していた。

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