Aya EXILE級ライブやりたい!
昨年のNHK「紅白歌合戦」に初出場したEXILEの妹分グループ・E‐girlsが、今月19日に発売した2枚目のアルバム「COLORFUL POP」が、オリコン初登場1位になるなどヒットしている。2011年に3グループの寄せ集めで誕生し、各グループやメンバー同士のライバル心を原動力に成長した29人は「EXILEと並ぶスタジアムライブをしたい」と意気込む。その思いをリーダーのAya(26)と鷲尾伶菜(20)が語った。
2013年は快進撃の年だった。前年に発売した「Follow Me」がロングヒット。年末には悲願の紅白初出場を果たした。
鷲尾「何にも覚えていないくらい、あっという間に終わった」。
Aya「私はDreamでデビューしてから11年。HIROさんが現役のときに一つでも恩返ししたかったので、最後に(紅白へ)一緒に出られて、何よりうれしかった」。
11年にDream、Flower、Happinessの3グループが結集して誕生。当初はグループ同士の対抗心から来る遠慮や戸惑いが大きかったが、「Follow‐」のヒットが変化をもたらした。
Aya「軌道に乗り出したことで『単独ライブをしたい』という目標が生まれ、結束力が出て、積極的に話し合うようになった」。
もう一つ、変化をもたらすきっかけがメンバーのAmiのブレーク。フジ系「めちゃ2イケてるッ!」出演以来、バラエティー番組に引っ張りだこだ。
Aya「Amiちゃんが先頭に立ったことで、みんなが自分のキャラクターや、やりたいことを考えるようになった」。
石井杏奈や須田アンナはドラマ出演、楓や佐藤晴美はモデルで活躍。個人活動の充実はメンバー間の格差からライバル意識、焦りや葛藤も生んでいる。
Aya「ライバル意識や焦りがなければパワーが生まれない。いい意味で切磋琢磨(せっさたくま)できている。個人活動がグループを大きくする。それはEXILEさんから学んでいる」。
そんな個々のライバル心の結晶として出来上がったのが「‐POP」。シングル曲以外にもYMOのヒット曲「RYDEEN」に歌詞をつけたカバーなどにも挑戦した。
鷲尾「タイトル通りのカラフルさに、女性的な強さやセクシーさなど、新しい顔も表現できた」。
7、8月には、日本武道館公演を含む全国3カ所の初アリーナツアーを敢行する。
Aya「男には負けたくない。女にもできるというところをHIROさんに示したい。最終的な目標はドームやスタジアムでのツアーです」。
結束とライバル心に裏付けされたその言葉には、自信がみなぎっていた。