佐村河内氏 不正取得なら懲役など罰則も

 「現代のベートーベン」と称された作曲家ながら、楽曲が別人の作品だったことが明らかになった佐村河内守氏(50)が12日、直筆の謝罪文を発表し、全ろうとしていた聴力が、3年ほど前から回復していたと告白した。

 佐村河内守さんが取得していた身体障害者手帳の聴覚障害2級は「両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上」と規定され、聴覚障害では最も症状が重い。一般に電車が通るときにガード下にいても音が聞こえない状態だという。

 身体障害者手帳は身体障害者福祉法に基づき交付。申請者は医師の診断書などを市区町村に提出し、都道府県や政令指定都市、中核市が医師の意見を参考に等級を認定する仕組み。手帳不正取得の罰則規定は「6カ月以下の懲役または20万円以下の罰金」と定められている。

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