海原しおりさん、病室で“最後の漫才”

 3日に脳腫瘍のため58歳で死去した漫才コンビ「海原さおり・しおり」の海原しおり(本名・網谷しおり)さんの通夜が5日、大阪府箕面市の斎場で営まれ、600人が弔問に訪れた。しおりさんの最期をみとった相方のさおり(56)は、昨年12月30日に見舞った時の様子を「『私のキレイな顔を見せにくるわ』と言ったら、目でツッコんでた。しおりさんの最後の漫才やった」と声を詰まらせながら明かした。 

 しおりさんの最期を看取ったさおりの目は真っ赤だった。しおりさんと出会いコンビを組んで36年。「出会った時から、ずっと知ってる親友のようで、ケンカもせずにいろんなことをしゃべってきた」と相方との漫才人生を振り返った。

 先月30日にしおりさんを見舞った時は、すでにしおりさんは声がほとんど出ないほど衰弱していた。さおりは「『私、分かる?』と聞いたら、私の本名の『ひろ』と呼んでくれて。『また、かわいい顔見にくるわ』と言ったら、ものすごい笑ってくれて。『私もキレイな顔見せに来るわ』と言ったら、目でツッコんでました。しおりさん最後の漫才でした」と話すと、こらえきれず大粒の涙がほほを伝った。

 しおりさんは2012年8月に脳腫瘍の手術を受けた。抗がん剤治療で髪が抜けたが、舞台復帰のためにカツラを作った。手術後も「間合いとか(の練習を兼ねて)、カラオケボックスで2人でアホ話をしていた」といい、しおりさんは、さおりに「『板(舞台)の音が聞きたい』ってずっと言っていた」という。

 しおりさんが脳腫瘍で倒れる前には、2人のための新しいネタの台本が手渡されていた。だが、そのネタが舞台で披露されることはなかった。2人で再び舞台に立つという夢を断たれたさおりは「悔しいのは(披露できず)中途で終わったこと。棺にその台本を入れようと。お別れはまだ言っていません。もう1回漫才をやりたかった」と、相方の死をまだ受け入れられない様子。しおりさんの棺には、天国で舞台に立てるようにと、黄色の舞台衣装が入れられた。

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