チチロー「こみ上げるものあった」

 ヤンキースのイチロー外野手(39)が21日(日本時間22日朝)、日米通算4000安打を達成した。

 息子の偉業に父宣之さんは「久しぶりにこみ上げるものがあり、ほろっときた」と満面の笑みを見せた。

 「4千安打おめでとう。さらに精進してまい進しなさい」。宣之さんは達成直後、海の向こうで声援を受ける息子にメールを送った。

 22日午前、豊山町の「イチロー展示ルーム」で取材に応じ「毎日、バッティングセンターに通った少年時代を思い出した」と終始笑顔。10月で40歳を迎える息子に「さらに安打数で頂点を目指してほしい。ただ、けがのないよう元気でプレーを続けて」とエールを送った。

 「あいつらしいな」。愛工大名電高時代に監督だった中村豪さん(71)は記録達成を聞き、そう感じた。イチロー外野手は、達成まであと1本と迫った21日の試合に代走で出場、盗塁を決めサヨナラのホームを踏んだ。

 「高校時代からだが、自分の役割を黙々と果たせるあの子の考え方はすごい。わしもがんばらないかん」と語った。

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