6月21日は「スナックの日」

 6月21日は1年で一番日が長くなる夏至だが、実は「スナックの日」でもある。昔は、夏至の日に「歯固め」と称して正月の餅(もち)を固くして食べる習慣があったことから、全日本菓子協会が制定した。

 今も昔も、子供も大人も大好きなスナック菓子。その最新トレンドについて、これまで2000種のスナックを食べてきたスナック菓子愛好家の小板橋一亜さんに聞いた。

 富士経済の調べによると、国内のスナック菓子市場規模は4102億円でこの10年横ばいが続いているが、そんな中で爆発的に販売額を伸ばしているのが“野菜系スナック”だ。09年は販売額6億円だったものが、今年は42億円(予測)と7倍にも上昇し、スナック界の新顔に急成長した。

 これまでもサツマイモや豆などを使ったスナックはあったが、いずれも野菜を加工してからスナックにしたもの。今、大ヒットしているのは、野菜そのものの味を楽しむタイプだ。

 小板橋さんは「素材の味を生かしカロリーも低く、ヘルシー系に敏感な女性に大人気です」と説明。特にカルビーの「ベジップス」は、さまざまな野菜を素揚げしたスナック。昨年10月の発売後、大人気のため生産が間に合わず一時販売休止になったほどで、野菜系スナックの筆頭格とも言えそうだ。

 そのほかにも人気があるのが異業種とのコラボ商品。ジャムなどを作るソントン社とコラボしたおやつカンパニーの「フランスパン工房ピーナッツクリームの味」や、かどやのごま油、宅配ビザのピザーラとコラボしたジャパンフリトレー「激熱コラボレーションシリーズ」も人気だ。

 お菓子メーカーのアンテナショップでしか購入できない“限定物”も人気がある。昨年10月に阪急百貨店阪急うめだ本店にオープンした「ハッピーターンズ」では、7種類の味のパウダーをふりかけた「ハッピージョイ」が好評。連日行列ができるヒット商品となった。

 「食べていて楽しいのが何よりの魅力」(小板橋さん)というスナックの世界。この日をきっかけに、お気に入りのスナックを探してみるのも楽しいかもしれない。

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