ファンモン ラストライブ…活動に終止符

 3人組グループ「FUNKY MONKEY BABYS」が2日、東京ドームでラストライブ「おまえ達との道 FINAL~in 東京ドーム~」を開催した。デビュー曲「そのまんま東へ」から最後のシングル「ありがとう」まで、別れを惜しむように笑顔で25曲を披露。東京ドームという夢の舞台で、04年元日の結成から3441日に及んだ活動に終止符を打った。

 最後は最高の笑顔だった。ラストの曲「西日と影法師」をファンと大合唱した3人は、終わった瞬間に天を仰いだ。ファンとの別れを惜しむように、手をつないで何度もバンザイを繰り返し、感謝の思いを伝えた。

 ファンキー加藤(34)は「10年間ありがとう。でもサヨナラじゃないよ。ファンモンは永久に不滅です、みんなが忘れなければ、オレたちはみんなの心の中で歌い続ける」と最後の言葉を残して、3人でステージを去った。

 DJケミカル(31)が実家の住職を継ぐため、解散を決めたファンモン。結成から3441日にしての、初の東京ドーム公演。「今日は悲しい卒業式ではない。それぞれの未来への入学式」(加藤)と、最後まで泣かないこと宣言していた。

 万感の思いが胸を突く。何度も涙がこみ上げてきた。そのたびにありったけの歌声を、必死にファンに届けた。デビュー曲「そのまんま東へ」や代表曲「あとひとつ」などを25曲を披露し、ライブは4時間にも及んだ。

 念願の夢舞台でファンモンの歴史にピリオドを打ったが、デビュー当時は夢にも思わなかった。結成から半年がたった04年8月。横浜市内でのライブは、客席にいたのはわずか数人。それでも地道に歌い、やがて多くの人の心を響かせていった。

 紅白歌合戦には09年から4年連続出場するなど、人気グループへと成長。そんな中での解散となったが、悔いはない。「10年間はあっという間。でも楽しかった」とモン吉(34)が振り返れば、「今日のことは一生忘れない」とケミカルがつぶやく。2日間のラストライブには60万人もの応募があった。加藤は「ファンモン史上最高のライブができた」と、何度もファンに感謝した。

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