大友克洋監督 9年ぶりアニメ新作

 映画「AKIRA」などで知られるアニメの巨匠・大友克洋監督(58)が22日、都内で会見し、9年ぶりの新作アニメ映画「火要鎮(ひのようじん)」を7月20日に公開することを発表した。

 2004年の「スチームボーイ」以来となる新作は、江戸を舞台に商家の娘と火消しの男の恋を描いた物語。絵巻物風の火事の表現や江戸の街、庶民の生活など細部までこだわった大友監督は「海外も視野に入れた企画だけに“日本”をやってみたかった」と明かした。

 同作は昨年12月に「第16回文化庁メディア芸術祭」のアニメーション部門で大賞を受賞。4つの短編で構成されたオムニバス作品「SHORT PEACE」の1本だ。「SHORT‐」はほかにも「九十九」(森田修平監督)「GAMBO」(安藤裕章監督)「武器よさらば」(カトキハジメ監督)と、名だたるクリエーターの作品がズラリ。

 公開は宮崎駿監督(72)の新作「風立ちぬ」と同時期となるが、対抗馬に名乗りを上げることは避けた。大友監督は「たまたま(時期が)重なっただけ。ジブリにはかなわないですよ」と、この時ばかりは控えめだった。

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