細野環境相が出馬断念 民主代表選
民主党代表選で待望論が高まり、出馬を前向きに検討していた細野豪志環境相兼原発事故担当相(41)が7日午前、首相官邸で野田佳彦首相(55)と会い、出馬断念を伝えた。一方、野田首相は同日夕、通常国会が事実上閉幕したのを受け記者会見し、民主党代表選への立候補を表明。細野氏の断念により、現時点で有力な対立候補は見当たらず、首相の再選は確実な情勢となった。
急速に待望論が高まっていた細野氏の代表選出馬が、わずか1日で消え去った。前日は出馬に前向きな意向も見せていたが、環境相兼原発事故担当相として東京電力福島第1原発事故対応を優先すべきだと判断し、首相に出馬しないことを伝えた。
10日告示、21日投開票の日程で実施される民主党代表選に向けては、首相の政権運営に批判的な複数のグループでは、首相への対立候補の擁立を探る動きが続いているが、細野氏の出馬断念により党内では首相の再選支持が拡大している。
会見で首相は衆院解散に関し「やるべきことをやり抜いた後、しかるべき時に国民の信を問う」と述べるにとどめた。時期を明言すれば党内の反発を招き、再選に影響するとの判断がありそうだ。同時に「社会保障と税の一体改革関連法成立は、今国会最大の成果だ。決断する政治を、日本の政治の日常的な光景として定着させなければならない」と強調した。
一方、立候補を目指す原口一博元総務相はこの日午後、首相を官邸に訪ね、代表選の在り方をめぐり意見交換した。このほか桜井充政調会長代理も立候補に意欲を見せ、馬淵澄夫元国土交通相は出馬を目指す意向を記者団に表明。また、赤松広隆元農相もこの日夜、記者会見し、代表選出馬を目指す意向を表明した。出馬には20人の推薦人が必要となる。
