韓国の男性５人グループ「Ｂ１Ａ４（ビーワンエーフォー）」が１日、川崎市のラゾーナ川崎で、日本デビューシングル「Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ　Ｔａｒｇｅｔ」発売記念イベントを行った。会場には早朝から１０００人近くが詰めかけ、収容人員上限の１万２千人が集結した。３万人が訪れた前日（６月３０日）の都内での握手会と合わせ、計４万２千人と触れ合った５人は大歓声の中、４曲を披露。自慢のパフォーマンスと音楽性を武器に、日本での成功を誓った。

　Ｋ‐ＰＯＰの人気グループが日本に上陸した。メンバー５人の血液型（Ｂ型１人、ほかはＡ型）から命名された「Ｂ１Ａ４」。昨年４月に母国デビューし、新人賞を総ナメにした５人を目当てに、会場は若い女性で埋め尽くされた。韓国から来場したファンも含め、発表された観客数は１万２千人。６月２７日の日本デビューからわずか５日目ながら、ラゾーナ川崎の収容人員の上限となる最多タイを記録した。

　５人が姿を見せると、歓声が爆発した。司会者とのやりとりも聞こえにくい熱狂ぶりに、リーダーのジニョン（２０）は「まだ僕たちはデビューしたばかりの新人なのに、日本の皆さんにこんなに愛していただき、本当にありがとうございます」と感謝した。

　メンバーはお茶目な一面も見せた。最年少のゴンチャン（１８）は「末っ子ゴンチャンです。ゴンチャンだぜ～。ワイルドだぜ～」とお笑いタレント・スギちゃんのマネで会場を沸かせた。サンドゥル（２０）は、カップリング曲の作詞・作曲を手がけたジニョンについて「いつも優しくて親切だけど、レコーディングになるととても厳しくなる」と裏話を明かした。

　異国での幸先のいいスタートに手応えを感じている。「Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ‐」は６月２６日付のオリコンデイリーチャートで４位を記録。６月３０日の握手会には３万人が駆けつけ、終了まで１０時間かかった。

　ジニョンは「これからも一生懸命頑張ります」と宣言した。「Ｂ１Ａ４」のもう一つの意味は「Ｂｅ　ｔｈｅ　ｏｎｅ，Ａｌｌ　ｆｏｒ　ｏｎｅ（僕たちの夢のためにベストを尽くす）」。５人は、日本でのトップ獲りという夢に向かって突き進んでいく。