藤田光里、脱皮ムード!逆転V見えた

 「ゴルフ5レディース・第2日」(5日、みずなみCC=パー72)

 4位から出た藤田光里(20)=レオパレスリゾートグアム=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算6アンダーで4位をキープ。最終日は首位との3打差逆転で、4月のフジサンケイ・レディース以来のツアー2勝目を目指す。68を出したイ・ボミ(韓国)が通算9アンダーで単独首位を守り、初の2週連続優勝へ王手をかけた。

 美人プロに気負いはない。藤田は最終日への意気込みを聞かれると「優勝を目指していった過程でいい結果を残せたらいいかなと思う。常に上位にいる中で2勝目が来るのが理想です」と話し、端正な顔を引き締めた。

 女子を代表するショットメーカーだが、この日はパッティングもかみ合った。出だしの1番は残り130ヤードを9Iで3メートルに乗せてバーディー発進。9番で下りの4メートルを流し込むと、10番で3メートル、17番でも4メートルを沈めた。18番こそ第2打をミスしてボギーとしたが、安定感抜群のラウンドで、イ・ボミへの挑戦権を手にした。

 脱皮のムードが漂っている。昨年は8月のmeijiカップから生命線のショットが大スランプに陥り、翌週のNEC軽井沢72から13試合で8度の予選落ち。予選通過した試合でも最高順位は30位にとどまった。

 しかし、今年は手ごたえがまったく違う。「去年は練習もまともにできないくらいでしたが、今年は不調になってもしっかり受け止めて前向きに考えていこうと思っている」。今年もmeijiは予選落ちだったが、その後は34位、予選落ち、42位と踏みとどまっており、「去年とは気持ちが違う。あのダラダラした終盤戦を繰り返したくない」とモチベーションも高い。

 イ・ボミと3打差で臨む最終日。「ボミさんはショットにスキがない。まだまだ差がある。逆転優勝というより、ボミさんを見習わないといけない」。今はまだ成長過程。自然体で逆転のプロ2勝目を目指す。

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