ジャン雪辱V 日本勢寄せ付けず3勝目

 「中日クラウンズ・最終日」(3日、名古屋GC和合C=パー70)

 首位スタートのI・J・ジャン(韓国)が67で回って、通算10アンダーで今季初勝利、ツアー通算3勝目を挙げた。4打差の2位に近藤共弘、谷原秀人、山下和宏の3人が入った。首位で出た片山晋呉は通算2アンダーの10位。昨季の賞金王の小田孔明は6オーバーの51位だった。

 18番をバーディーで締めたジャンが前年2位の雪辱を果たした。難コースで12年以来となる2度目の栄冠。「本当に大変だったけど、気持ちいい」と喜びをかみしめた。

 4、5番で連続バーディーを奪い、頭一つ飛び出した。13番でこの日唯一のボギーをたたいても「このコースは我慢。もうちょっと頑張ったら優勝できる」と言い聞かせた。14番で8メートルのパーパットを沈め、15、16番ではバンカーショットをピンそばへ。逆転を狙った日本勢にチャンスを与えなかった。

 04年に韓国ツアーで賞金王に輝き、翌年から日本ツアーに参戦した。3季ぶりのツアー3勝目に「ここは大好きな場所。来年も優勝する」と口も滑らかだった。

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