森田まさかの“空振り”でも首位発進
「CATレディース・第1日」(22日、大箱根CC=パー73)
昨季の賞金女王・森田理香子(24)=リコー=が7バーディー、1ボギーの67で回って首位に立った。ツアー未勝利の山本薫里が2打差の2位。前週のNEC軽井沢で今季3勝目を挙げたイ・ボミ(韓国)、上田桃子、フェービー・ヤオ(台湾)が、70で3位につけた。
まさかの“空振り”も笑って話せるゴルフ内容だった。最終18番で森田の3打目はピンまで20ヤードの深いラフ。アプローチを寄せてバーディーを狙うはずが、クラブヘッドが芝に浮いていたボールの下をくぐる、いわゆる“ダルマ落とし”でボギー。「最後はめっちゃきれいにダルマしました。でも、それがあっても今日は良かったです」と、苦笑いした。
昨季賞金女王も、今季は3月のTポイント・レディースで優勝後、前週までの15試合で1桁順位は1度(8位)だけ。優勝を狙える位置は久々だけに「去年よりスイングは良くなっているし、かみ合わせが悪かっただけ。でも、プロは結果がすべてですから。今週は勝ちたいですね」。女王の“復権”へ闘志をかき立てた。