森田が5位浮上「久しぶり」のV争い
「meijiカップ・第2日」(9日、札幌国際CC=パー72)
26位スタートの森田理香子(24)=リコー=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算6アンダーとして、首位と2打差の5位に浮上した。申ジエ(韓国)が66をマークし、通算8アンダーで首位に立った。1打差の2位に66で回った原江里菜、67の成田美寿々、初日首位のテレサ・ルー(台湾)が続いている。
上位選手として会見場に呼ばれた森田は開口一番、「久しぶりですね」と笑った。優勝争いから遠ざかっていた昨季の賞金女王が、首位と2打差につけた。「目標の6バーディーが取れたので100点に近いと思う」と自画自賛した。
3月のTポイント・レディースでツアー7勝目を手にして以降、1桁順位は1度だけ。予選通過ラインを気にしながらの大会も少なくなかった。賞金ランクは13位。そんな状況を抜け出すためのヒントを全米女子オープン、全英リコー女子オープンのメジャー2試合でつかんだ。貪欲で勝負強い海外の強豪の姿に「やらなくてはいけないことが見つかった。すごくいい経験ができた」と自らに活を入れた。
不振の要因の一つは「短いバーディーパットが最近なかった」というショットの乱れ。だが、2番でピンそば30センチにぴたりとつけると、5番では右横1・5メートルに。18番(パー5)では残り107ヤードの第3打を1メートル弱に運ぶなど、17番を除く5バーディーが1メートル前後からと、ショットの切れ味は抜群だった。
「攻めの気持ちを忘れずにやっていかないと」。昨季のような積極的な姿勢で今季2勝目を狙う。