「ＬＰＧＡプロテスト・最終日」（３１日、ベルフラワーＣＣ＝パー７２）

　通算２オーバーまでの２６人が合格し、ツアー２勝を挙げている堀奈津佳の妹、琴音（１８）＝フリー＝が７２で回り、通算４アンダーの３位で突破した。山田成美（２４）が通算７アンダーでトップ合格。８月８日開幕のｍｅｉｊｉカップから今季ツアー１４試合の出場資格を得た。柏原明日架（１８）も通算１アンダーの９位で合格した。

　喜び半分、悔しさ半分の合格だった。琴音は５番までに３バーディーも、６番で３打目をグリーン奥にこぼしてボギー。１６、１７番もボギーとし、「６番が痛かった。第１目標の合格はできたのでよかったけど、トップになりたかったので半分半分です」と、淡々と振り返った。

　今季は５月のサイバーエージェントレディースで４位。７月初めのステップアップツアー第４戦、ＡＢＣレディースではアマチュアで優勝を果たしたが、プロテストの重圧は別ものだった。「ボギーやダボを打ったらすぐにカットラインなので、なかなか難しかった。初日の貯金（４アンダー６８）が大きかったです」と、胸をなで下ろした。

　姉・奈津佳は１１年にプロテストに合格し、既にツアー２勝を挙げている。過去、姉妹合格者は１５組あるが、同じ時期に姉妹でシードで活躍した例はないという。

　「お姉ちゃんには『とりあえず合格したよ』と言います。出場できる試合でシードを決めたい。ギャラリーに愛されるプロになりたいです」。今度はスーパープロへの道を歩み出す。