石川遼と一問一答「リベンジできた」

 「セガサミーカップ・最終日」(6日、ザ・ノースカントリーGC=パー71)

 今季国内3戦目の石川遼(22)=CASIO=が、通算10アンダーで並んだ小田孔明(36)=フリー=とのプレーオフを制し、12年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来602日ぶりとなるツアー通算11勝目を飾った。以下、石川と一問一答。

 ‐1年8カ月ぶりの優勝を振り返って。

 「やっと最終日にして自分の納得のいくショットが続けて打てた。ただ72ホール目の最終ホールで、ティーショットを右のラフにかなりひどいスイングで入れてしまった」

 (納得のいかない表情で続けて)

 「孔明さんがバーディーを取れば終わりだったけど、あまりにもあのスイングが悔しかったので、意地でもプレーオフに行ってスイングをしようと。そこでしか返せない。セカンドは意地で花道に運んだ状況だった」

 ‐プレーオフ3回のドライバーは。

 「3回ともいいスイングでリベンジができた」

 ‐2年前の前回は涙の優勝でしたが。

 「(現在、北海道で行っている)合宿で毎日、世界で通用するショットを練習している。それと優勝を両立できたが、同時に課題も見つかった。報われて泣くというよりは、課題がある中で勝てた」

 ‐前回優勝は体に不安があった。

 「あの時は腰があやしい時期で、朝もラウンドを終えた後も練習は最小限。あれから1年弱は本当に大変だった。病院の先生とも相談しながら、股関節に負担をかけないようなスイングに変えた」

 ‐松山の凱旋試合でもあったが。

 「彼の実力なら15、16アンダーは出せるので、調子が悪かったんだと思う。きょうもとんでもないスコアで伸ばしてくると危機感はあった」

 ‐米ツアーで勝つために必要なことは。

 「自分にできる最高のスイングを、どれだけの精度でできるかだと思う」

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