3年ぶり三役復帰も…朝乃山が夏場所を休場へ「悔しい思いはある。休場するからにはしっかり治したい」

 「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)

 小結朝乃山(高砂)が9日、夏場所の休場を明言した。休場は2場所ぶり12度目となる。4月下旬に右膝を痛め、調整が大幅に遅れていた。約3年ぶりの三役復帰だったが「悔しい思いはある。休場するからにはしっかり治したい」と話した。途中出場には否定的な意向。

 期待される大関復帰へ出直しが余儀なくされたが、師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は「三役に戻って気合が入っていた。焦りはあると思うが、落ち込んでいる場合ではない」と奮起を望んだ。

 朝乃山は4月25日の春巡業で負傷し、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で全治3週間と診断された。膝のけがは自身初めてで、今月2日の横綱審議委員会による稽古総見を欠席するなど本格的な稽古ができていなかった。

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