大相撲の大関豊昇龍（立浪）が３日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、申し合いで参加した８人の関取衆で最多の１７番をとった。

　御嶽海（出羽海）、錦木（伊勢ノ海）を鋭い出足と突き押しで圧倒するなど、いきなり１０連勝。ところが、１３番目から新入幕の欧勝馬（鳴戸）を相手に３連敗を喫し、合計で１３勝４敗だった。最後はぶつかり稽古で欧勝馬に胸を出した。

　全体では「いいんじゃない。ちょっとずつやっていく」と自らに及第点をつけつつ「やっぱり疲れてくるんで」と後半のスタミナ面に言及。モンゴルから同じ飛行機で来日し、日体大柏高に同期入学した欧勝馬との稽古については「ちょっと胸を出してやろうかなと。途中から熱くなっちゃった」と振り返った。

　夏場所（１２日初日、両国国技館）まで残り９日。「このままやっていきたい」と出稽古も活用しながら、調整を進めていく。