転籍決定、力士に戸惑い 当面閉鎖の宮城野部屋

 大相撲の元幕内北青鵬の暴力問題により、4月以降の当面閉鎖と伊勢ケ浜部屋転籍が決まった宮城野部屋は一夜明けた29日、目立った動きはなく、所属力士たちは戸惑いの様子をうかがわせた。具体的な合流日程など今後の予定は決まっておらず、幕下以下の力士は「生活も変わることが多いと思うので、不安はある」と話した。

 関係者によると、宮城野親方(元横綱白鵬)は28日夜に東京都墨田区の部屋へ戻ったという。姿を見せた部屋付きの間垣親方(元幕内石浦)はコメントを控えた。

 転籍は親方や所属力士ら全員が一緒で、期間は定められていない。部屋再興の可能性はあるが、引退を検討している力士もいるとみられる。

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