元魁聖の友綱親方が断髪式 故郷ブラジルから母ら駆けつけ最後のまげ姿「見てもらえてよかった」

 浅香山親方(後方)に止めばさみを入れられる元関脇魁聖の友綱親方
 整髪を終え、浩子夫人(左)にネクタイを直してもらう元関脇魁聖の友綱親方
 整髪を終えた元関脇魁聖の友綱親方(中央)と(左から)妹のナタリアさん、浩子夫人、(1人おいて)母・ロザナさん、弟・レナートさん
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 昨年8月に現役を引退した大相撲の元関脇魁聖の友綱親方(36)=浅香山=の断髪式が1日、両国国技館で開かれ、横綱照ノ富士ら約340人がはさみを入れた。現師匠の浅香山親方(元大関魁皇)の止めばさみでまげに別れを告げた友綱親方は「無事に終わって良かった。頭が軽い。変な感じ」と笑みをこぼした。

 故郷のブラジルからは、母・ロザナさんときょうだい2人も約30時間かけて駆けつけた。第二の人生に歩み出す節目を披露した友綱親方は「最後にまげ姿を見てもらえてよかった」と喜んだ。

 部屋付きの親方として、後進の指導にあたる毎日。現役時代から温厚な人柄で親しまれた友綱親方は「厳しいことも言いながら、若い衆が逃げられるところとして優しいことも言いながら。悩みとか何でも相談してという感じでやりたい」と抱負を語った。

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