大関とりの若元春「気持ちを引き締めていきたい」初日は御嶽海戦

 立ち合いの確認をする若元春
 幕下以下の稽古を見つめる若元春
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 大相撲名古屋場所(9日初日、ドルフィンズアリーナ)で大関とりに挑む関脇若元春(荒汐)が8日、名古屋市内の部屋宿舎で稽古し「それなりにできたかな」と、ここまでの調整を振り返った。

 名古屋入り後は新大関霧島、関脇豊昇龍、小結阿炎らとの出稽古もこなしてきた。腰痛でペースダウンもしたが、師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)は「だいぶ良くなってきたと言っている。あとは落ち着いて相撲をとるだけ」と期待を寄せた。

 初日の相手は御嶽海。若元春は「乗った時の強さはあると思うので、いかに相手に相撲を取らせないか」とポイントを挙げた。「大関とりと言われる場所で意識はしていない」としつつ「やっぱり勝ち越しとか2桁を目指すうえで、一つでも負けられない。気持ちを引き締めていきたい」と必勝を誓った。

 大関とりには、好発進が重要な条件。それでも「あまり序盤、中盤という概念で考えていない。その日、一日一日を区切って考えている」と意識はしない。幕内に上がった1年半ほど前から、切り替え上手に。新入幕以降は9場所中8場所で勝ち越し、先場所は初めて連敗がなかった。「いい意味で1日しっかりというか、集中してとれている」と明かす。

 オフタイムには、名古屋名物のみそ煮込みうどんに舌鼓を打ってリフレッシュ。この日は相撲は取らず、10本弱の一丁押しで立ち合いを確認した。勝負の場所でも「いい意味で、そんな緊張感を持ってない。力が出せればいいかな」と自然体。マイペースで大関とりに突き進む。

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