琴勝峰は初Vならず 千秋楽結び「いつもと違った。覚えていない」自己最多11勝 敢闘賞も受賞
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「大相撲初場所・千秋楽」(22日、両国国技館)
平幕琴勝峰(23)=佐渡ケ嶽=が相星決戦に完敗し初優勝はならなかった。「いつもの取組とはやはり雰囲気が違った。焦っていたのかな、覚えていない」と、初めての千秋楽結びの一番はやはり特別だった。
埼玉栄高の先輩大関に立ち合い当たってから、何もできず、すくわれて転がされた。「全然。実力不足と感じた。精神的な部分がでかいと思った。鍛えてもっと強くなりたい」と、反省を込めた。
それでも自己最多の11勝を挙げ、初の三賞となる敢闘賞も受賞。「体がよく動いていた。もっと地力を付けて安定してこういう相撲が取れるように。最後まで(優勝を)争えたのはいい経験。最後を取る、取らないは自分の実力が足りない。気持ちの強さ、そこはもっと強くしないと」と、さらなる精進を誓った。