1人大関貴景勝が意地のV 13場所ぶり3度目 綱とりならずも琴勝峰退け4場所連続平幕Vを阻止

 すくい投げで下した琴勝峰(左)の肩に手をやる貴景勝(撮影・開出牧)
 琴勝峰(左)をすくい投げで下し優勝を決めた貴景勝(撮影・開出牧)
 琴勝峰を下し、優勝を決めた貴景勝(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 1人大関だった大関貴景勝(常盤山)が千秋楽結びの一番で埼玉栄高の後輩にあたる平幕琴勝峰(佐渡ケ嶽)との相星決戦をすくい投げを制し、12勝3敗で13場所ぶり3度目の優勝を飾った。千秋楽相星決戦に平幕力士が挑むのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降初めてだったが、大関の意地をみせつけ、昨年の7月場所から続いた平幕優勝を3で止めた。

 最後はしっかりと威厳を示した。貴景勝が琴勝峰の勢いをしっかりと止めて、1人大関の重責を担った場所を締めくくった。今場所11、12日目で連敗し、綱とりは絶望的となった。それでも気持ちは切らさず、13日目にそれまで2敗でトップに立っていた阿武咲に勝利すると、魂の3連勝で賜杯だけは譲らなかった。

 大関の優勝は21年5月場所の照ノ富士以来で、令和に入って3度目となった。

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