豊昇龍 明生との同部屋対決で“吉兆”の初優勝 「朝からすごく気合が入っていた」
「全日本力士選士権」(3日、両国国技館)
幕内トーナメントは、関脇豊昇龍(23)=立浪=が決勝で平幕明生を小手投げで退け、初優勝を飾った。妙義龍、玉鷲、大関貴景勝、高安を倒して勝ち上がり、決勝は明生との同部屋対決。もろ差しを許して寄られた土俵際で、右から思い切りのいい小手投げを決めた。コロナ禍で3年ぶりに開催された大会に優勝。「朝からすごく気合が入っていた。すごくうれしい」と笑顔がはじけた。
叔父の元横綱朝青龍は、2002年にこの大会を初めて制した直後の九州場所で涙の初優勝を果たした。そんな“吉兆”を聞いた豊昇龍は「えっ?そうなんですか?」と驚き「まあ、頑張ります」とニッコリ。歴代優勝者に大関、横綱がズラリと並ぶ伝統の大会を制し、九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)へ弾みをつけた。





