日本文化が残る大相撲の世界に触れようと、6人の東大生が12日、二所ノ関部屋(茨城県阿見町)に体験入門した。学問とエンターテインメントを掛け合わせ、新しい価値の創出を目指す東大と吉本興業の共同事業の一環。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「何かのきっかけになればいい。こういう世界もあると、見てもらえれば」と語った。
学生は朝稽古を見学。力士たちは四股などの基礎運動やぶつかり稽古で約2時間半、汗を流した。最後には名古屋場所で序ノ口優勝した高橋に二所ノ関親方が胸を出した。学生は「厳しさと優しさのコンビネーションを感じた」と興味深そうだった。