若元春、巡業でのレベルアップに意欲「よその部屋の関取衆とやるチャンス」
大相撲の夏巡業が11日、茨城県古河市で行われ、幕内若元春(荒汐)が「よその部屋の関取衆とやるチャンスなので、しっかり稽古していこうと思ってやっています」と巡業でのレベルアップに意欲をのぞかせた。
この日は申し合いで10番とって6勝4敗。「いろんな力士と稽古することで、いろんなパターンから左四つに持っていく練習にはなるかな」と、得意の左四つに持ち込む相撲を意識して稽古に取り組んだ。
巡業初日の5日には、ぶつかり稽古で横綱照ノ富士に胸を出してもらう場面も。「横綱に胸を出してもらう機会はなかなかない。すごくありがたかったし、きつかったというのもあるけど、自分の中でちょっとでも力になれば」と成長のチャンスととらえた。横綱からの期待の表れともいえるだけに「いやまあ、(期待)されているのであればうれしい」と笑みを浮かべた。
名古屋場所は初めての上位で負け越したものの、大関正代撃破や照ノ富士との大熱戦で存在感を示した。「来場所も出し切れるように頑張るだけ」。巡業でさらに力を伸ばし、飛躍の秋につなげる。





