羽生結弦「良くやったと言ってあげたい」4回転サルコーでミスし2位 1位はチェン

演技する羽生結弦=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
演技する羽生結弦=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
演技する羽生結弦=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子フリーが行われ、羽生結弦(26)=ANA=はフリー曲「天と地と」を舞い、193・76点で全体の2位。3月の世界フィギュアでの得点は上回ったが、得点を伸ばせなかった。SPトップのネーサン・チェン(米国)はフリーでも203・24点でトップだった。

 「悔しい気持ちはもちろんあるが、世界選手権を終えて2週間、正直普通の生活ではなかったし、気持ちや食事も普通のようにはとれなかった。そんな中でもよくやったと言ってあげたい気持ち」

 冒頭の4回転ループを成功。だが続く4回転サルコーが1回転となった。演技後半はミスなくまとめた。演技後は4回転サルコーでミスしたリンクの端までいき、悔しそうに氷に触れた。

 サルコーの失敗については「かなり慎重にいっていて、形も悪くなかったが、不運というか自分が跳んだ穴に思いっきりハマってしまった。僕はかなり同じところで跳べるが、同じような穴にはまって引っ掛かってしまうことがある。エッジの幅くらいの溝だが、そこにはまりました」と振り返った。

 大会を控えて「誰かの光になれるように」というメッセージを出していた。「みんなが光だったなと思います。僕が今回SPもフリーも点数を見て、チームメートの『ああ苦しかったんだろうけど頑張ったんだろうな』ってことを感じて、それをある意味導きの光のように、強い光をくれて『先輩として頑張らないと』と普段とは違う力をいただけたと思う」と話した。

 羽生は15日のショートプログラム(SP)で、国際スケート連盟(ISU)公認大会では今季自己ベストの107・12点を記録し、ネーサン・チェンに次いで2位に入っていた。

 世界国別対抗戦は2009年から始まった国際スケート連盟(ISU)主催の国際大会で、五輪開催年を除いて開催。今回は日本、ロシア、米国、フランス、イタリア、カナダの世界ランク上位6カ国が参加。団体戦で行われ、男女シングル各2人、ペア、アイスダンス各1組でチームを構成する。SP、フリーのそれぞれの順位に応じて与えられる得点の合計で争う。15日に行われた初日は男女のSP、アイスダンスのリズムダンスで争い、順位は1位ロシア、2位米国、3位日本だった。

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