吉田沙保里が電撃引退“霊長類最強女子”とメイウェザー戦の期待ネットに集まる
レスリング女子で五輪3連覇を達成した吉田沙保里(36)=至学館大学職=が8日、自身のSNSで現役引退を発表した。
ネット上では引退発表直後から、“霊長類最強女子”として戦い続けてきた吉田に対するねぎらいや、惜しむ声とともに、ある男との戦いへの期待が高まっている。昨年の大みそかで、エキシビションながら那須川天心を“KO”した元ボクシング5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(41)。ツイッター上では「今年の大みそかは、吉田沙保里VSメイウェザーだな」、「メイウェザーと闘う準備かな」、「初めて本気で吉田沙保里の打撃が見れるぞ」と、“夢の対決”を空想するコメントが相次いだ。
さらに「勝ちそうだな」、「誰が見てもメイウェザーが負ける」、「俺はメイウェザーより最強だと思ってる」と、いまだ無敗のメイウェザー相手でも、吉田勝利を予想する声もあった。
吉田はツイッターで「後日、改めてみなさんの前で引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」しており、10日に都内で行われる引退会見で、今後についても語られると見られる。
吉田はブログで五輪や世界選手権で獲得した数々のメダルの写真とともに、「いつも吉田沙保里を応援していただきありがとうございます。この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです。みなさん、本当にありがとうございました」と引退を報告した。
吉田は2016年リオ五輪の女子レスリング53キログラム級決勝で敗れて銀メダルに終わって以降は、試合から遠ざかっていた。
吉田は世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録。2012年には国民栄誉賞も受賞している。