五輪ボランティア 目標8万人突破「ブラック」批判も「理解されている方たくさん」

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、9月26日に始まった大会ボランティアの応募完了人数が、20日段階で目標として挙げていた8万人を突破し、8万1035人となったことを発表した。また、応募締め切りは12月21日の17時に決定した。

 大会のボランティアを巡っては、無償であること、「10日以上を基本」とする活動条件や、宿泊費などが自己負担であること、交通費としての支給が1000円のプリペイドカードであることなどの条件に「ブラックボランティア」、「やりがい搾取」などと批判を受けていたが、ひとまず目標人数を突破した。

 組織委の武藤事務総長は「色んな考えの人がいる」とした上で「ボランティアは奉仕ということでお金をもらうことが目的ではない。これは我々が特殊なのではなく、五輪はずっとこういう考え方でやってきている。予想以上に長期間を希望する人も多かった。自らそういう活動をすることで、人生において新たな学びをするのがボランティアの本当のところ。そういうことを理解されている方がたくさんおられた」と、手応えを語った。

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