町田樹氏が最後の舞台 異例の2本立て“町田劇場”

引退のあいさつを終え、リンクに手を置く町田樹=さいたまスーパーアリーナ(撮影・金田祐二)
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 フィギュアスケート男子の14年世界選手権銀メダリストで、プロスケーター引退を表明している町田樹氏(28)が6日、さいたまスーパーアリーナで行われたフィギュアスケート・日本、欧州、北米チーム対抗戦「ジャパン・オープン」にゲストスケーターとして登場。シューベルト「楽興の時 第3番」とエルガー「愛のあいさつ」の2作品を続けて演技する異例のプログラムを披露した。

 3回転などジャンプは計3本だったが、優雅なスケーティングや華麗なスピン、スパイラルなど計5分間の“町田劇場”でファンを魅了した。この日がスケーターとしての最後の舞台で、夜のアイスショーがラストダンスとなる。

 町田氏はアマとして競技を引退した後、早大大学院生とプロスケーターの二足のわらじを履いてきた。現在は博士号取得を目指しており、将来的には大学教員を目標にしている。今年7月にはプロスケーターとしての引退を表明し、「この辺でキャリアを絞ろうと思った」と語っていた。研究者という新たな夢に向かって第2のスタートを切る。

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