日本代表・中垣内監督の進退は先送り 10月中メドに判断

 日本バレーボール協会は2日、都内で理事会を開催した。先日の世界選手権で出場した中では過去最低の成績で終え、一部で解任の可能性が報じられた全日本男子の中垣内祐一監督の進退については、先送りにされた。理事会に先立って、強化委員会が招集されたが、「想定よりも早い敗戦になった」(鳥羽賢二ハイパフォーマンス事業本部長)ため、改めて10月中旬に審議を行うことになったという。

 鳥羽本部長は「やってきたこと、改善すべきことを精査して、客観的にジャッジしたい。チームの中でどうだったか、ヒアリングも行えたら」と、説明した。八田茂専務理事も「この2年間の評価をしてもらうつもり。その結果を踏まえて、引き続きやってもらうのか、違う人になってもらうのか」と、話した。Vリーグの始まる今月中をメドに判断する見込み。

 全日本男子は就任2年目となった中垣内監督の体制のもと、「8強相当」を目標に、世界選手権を戦ったが、1次ラウンドで世界ランク上では日本(12位)より格下のベルギー(15位)、スロベニア(23位)に敗れるなど、2勝3敗の5位に終わり、4位までが進める2次ラウンドに進めず。世界選手権に出場した中では過去最低の成績となった。「8強相当」を果たすには、3次ラウンドまで進む必要があったが、遠く及ばず。世界との差を痛感する結果となった。

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