稀勢の里、春巡業で復活の手応え「全然いい。続けていきたい」
大相撲の春巡業が18日、千葉県柏市で開催され、左大胸筋損傷などで6場所連続休場から再起を期す横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が今巡業初めて幕内相手となる豊山(時津風)と稽古を行った。
土俵に上がると、突然の指名。いきなり左をねじ込み、一気に寄って圧倒すると、その後も低く鋭い立ち合いから一気に土俵外に持っていった。10番取り、全勝と、寄せ付けなかった。
春巡業に12日から合流し十両と稽古してきたが、これで復活への段階を一歩進めた。「まあ、課題を見付けて。幕内と久々というのはありますから。全然いい。続けていきたい」と納得の手応え。
夏場所(5月13日初日、両国国技館)の復帰はまだ不透明ながら、日々、状態が上がっているのは実感する。
「しっかりとした形でやるべきことをやっていきたい」と、前だけを見据えた。




