横綱鶴竜、幕内相手の稽古再開 10戦全勝「ケガに負けずに乗り越えたい」4場所連続休場中

 大相撲の冬巡業が9日、熊本市で行われ、先場所を全休し、4場所連続休場の横綱鶴竜(32)=井筒=が正代(時津風)と幕内相手の稽古を再開した。相手の立ち合いを受け止めて組んでからの寄り。出し投げ、すくい投げとさまざまな動きを確認した。

 10戦全勝し、その後は地元熊本出身の正代のぶつかり稽古に胸を出した。右足首痛に加え、先場所前に発症した腰痛の回復具合も順調。「当たって受けてどれくらいかを確かめたかった。痛みは全くない。あとは土俵の感覚をしっかり」と手応え十分に話した。

 先場所前は調整が順調だった。しかし、患部の右足を自然とかばっており、左足や腰に負担がかかった。

 「腰に疲れがたまった。寝たら起き上がれなかった。また休場かと決めるまで苦しかった」と明かした。

 専門の先生にかかり、以前以上に患部のケアは入念。来年1月の初場所に進退をかける。「ケガに負けずに乗り越えたい。必ず乗り越えたい。精いっぱいやるしかない。乗り越えるんだという気持ち」と闘志をむき出しにした。

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