白鵬、本格稽古が終了「体をつくっていく」

  大相撲の春巡業は24日、埼玉県深谷市で行われ、本格的な稽古が終了した。右太ももなどの負傷のため後半から合流した横綱白鵬(宮城野)は「また、しっかり稽古をして、体をつくっていく」と夏場所(5月14日初日・両国国技館)を見据えた。

 今回の巡業は目玉の横綱稀勢の里(田子ノ浦)が左上腕部などのけがで不在だが、各地で盛況。一方で幕内の稽古が約30分で終わるなど物足りない内容も多かった。横綱鶴竜(井筒)は「何人かは一生懸命やっていたが、もっと若手が上を目指す気持ちを見せてほしい」と奮起を求めた。

 日本相撲協会は帯同させるトレーナーを増やし、力士の体のケアを図っている。玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東)は「(力士の)要望も聞きながら、今後も取り組んでいきたい」と述べた。

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