東海大仰星 連覇王手! サッカー部の金星に続いた、史上初アベック優勝へ

 「全国高校ラグビー・準決勝、東海大仰星29-21桐蔭学園」(5日、花園ラグビー場)

 昨年の決勝と同じ対戦となった東海大仰星(大阪第1)と桐蔭学園(神奈川)は、強力なディフェンスで桐蔭学園の連続攻撃をしのぎ続けた東海大仰星が今回も勝利。連覇にあと一つと迫った。決勝戦は7日午後2時5分から行われる。

 自分たちの底力を信じていた。東海大仰星の主将、フランカー山田生真(3年)は「(勝つには)粘り強さしかないと思っていた」とコイントスで風下をとった。「最後は気持ちだと思った。だから前に出て(相手を)止めることができた」と、思惑どおりの逆転勝ちに胸を張った。

 昨年の決勝で下した桐蔭学園には4月の選抜で敗戦。返り討ちよりむしろリベンジをかけた。前半は2トライを奪われ7-14。後半5分に22メートルライン付近からWTB根塚が2人をかわす激走でトライを決め勢いづいた。3連続トライで26-14と点差を広げ、相手の猛追に堅守で耐えた。

 朗報も力に変えた。同日の高校サッカー準々決勝で同校が優勝候補の東福岡に完封勝ち。「グラウンドを半分にして練習もやっているし主将は同じクラス。すごく刺激になっている」と山田。一方で、試合前のアップ中に飛び込んできたニュースに、選手が浮き足だつことはなかった。湯浅監督は「ヨッシャ!とならなかったのでめちゃくちゃ集中しているなと思った」と舌を巻いた。

 決勝の相手はその東福岡。決勝では5大会ぶり3度目の対戦となる。全国高校選手権でサッカーとラグビーがアベック優勝すれば史上初。山田は「7日に優勝して9日の(サッカー)決勝に全員で応援に行きたい」と高らかに宣言した。

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