東洋大、打倒・青学へ“山の神”の穴を突く 神野が卒業「5区で勝負する」

箱根駅伝に臨む東洋大の(後列左から)中尾、山口、小笹、橋本、服部、口町、小早川、竹下、酒井監督、(前列左から)中村、相沢、山本修、牧浦、桜岡、山本采、野村、堀
2枚

 来年1月2、3日に行われる第93回東京箱根間往復大学駅伝で、3年ぶりの総合優勝を目指す東洋大が12日、都内で報道陣の取材に応じた。最近2年は青学大の独壇場を許しているだけに、酒井俊幸監督(40)は「目標は3位以内と言ったが、やるからには王座奪還を狙う」と気炎を上げた。

 何としてもライバルの3連覇を阻止する。「打倒青学を宣言しないといけない」と雪辱に燃える指揮官は、「(青学大は)選手層も厚いので、先手、先手でいかれると乗っていかれる」と、序盤から攻撃的なオーダーを組むことを示唆した。

 ライバルの弱点は“山の神の穴”とみる。箱根路名物「山のぼり」の5区で、前回まで青学大の快進撃を支えた「新・山の神」神野大地(現コニカミノルタ)が卒業。東洋大も3度の総合優勝をけん引した柏原竜二(現富士通)が卒業した直後の第89回大会で総合優勝を逃しただけに、「山の神が抜けた後の難しさは我々も経験している。5区でしっかり勝負する」と指揮官。5区は今大会から2・4キロ短縮の20・8キロとなるが、「短くなったとは言え、平地よりもタイム差がつくので重要」とキーポイントに上げた。

 エース服部弾馬(4年)は「序盤を走ることになると思うが、そこでどれだけ青学大と差をつけられるか(がカギ)」と、平地で圧倒的な差をつけることを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス