水谷隼「Tリーグ」へ提言「中国選手を呼ばないと」
卓球男子シングルスでリオデジャネイロ五輪銅メダルの水谷隼(27)=ビーコン・ラボ=が6日、ワールドツアー上位16人が出場するグランドファイナル(8日開幕、カタール・ドーハ)に出場するため、羽田空港から出発した。
10月以降は所属するロシアリーグでのプレーを経て、五輪後初の日本代表としての試合に臨む。「思ったより早く自分らしいプレーができている。そんなに結果を重要視はしていない。中国選手や海外選手との今の距離がどれくらいか測りたい」と意気込んだ。
また、日本協会が将来的なプロ化を視野に18年開幕の「Tリーグ」設立を検討していることについて、卓球界のご意見番として提言した。
かねてからプロ化を訴えている水谷は「日本にプロリーグをつくるのは賛成。プロ化されれば、引退した後のセカンドキャリアもできるかもしれない」とうなづきつつ、自身の参加については「僕はたぶん参加しない」と否定的だった。
「08年頃から(プロリーグ化の)話があったけど、(18年は)僕は選手としてのピークを過ぎている」と話し、今後の国内のレベルアップに向けて、「中国や欧州の選手を呼んで、そこでプレーすれば強くなるという環境じゃないと意味がない」と訴えた。