新入幕・石浦勝ち越し 我慢しきれずガッツポーズ…白鵬「おめでとう」
「大相撲九州場所・9日目」(21日、福岡国際センター)
横綱白鵬、日馬富士、平幕石浦が1敗を守った。高安は5敗となり、今場所の大関とりは消滅した。
幕内最軽量114キロで身長も173センチの小兵・石浦が大入り満員の館内を沸かせた。183センチ、159キロの北勝富士との新入幕対決。立ち合い素早く相手の下に潜り込むと、左膝を渡し込みながら、一気に寄り切った。勝利の直後はジャンプして体を反転させながら右腕でガッツポーズ。「我慢していたんだけど、出ちゃいました」と照れ笑いを作った。
2日目から8連勝で9日目の勝ち越し決定。すぐに同部屋の白鵬に「給金を直しました」と報告し「おめでとう」と褒めてもらったという。巡業中は同じ小兵の宇良と間違えられることが多く「悔しく寂しかった。これでひとりでも石浦を覚えてくれたらいい」。この快進撃なら、もう誰も間違えない。




