中田氏バレー女子日本代表監督に就任 バレー人生を東京五輪にかける!

 バレーボールの日本代表監督就任が決まった男子の中垣内祐一氏(48)と、女子の中田久美氏(51)が26日、都内で会見を行った。2大会連続で五輪出場を逃している男子の再建を任された中垣内氏は、20年東京五輪に向けて「やるからにはメダルを目指したい」と所信表明。82年の生沼スミエ氏以来、2人目の女性の女子代表監督となる中田氏も「少しでもいい色のメダルを獲得したい」と意気込んだ。

 中田氏は、女性監督として初めてとなる五輪の指揮がかかる。女子はリオ五輪では5位。主将を務めた木村沙織(東レ)は今季限りでの引退を表明した。世代交代が急務で「状況的に厳しいとわかっているからこそ、やらなきゃいけない。私のバレーボール人生の最後を、東京五輪にかけたいと思った」と覚悟を示した。

 名セッターとして84年ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。五輪に3大会連続で出場した。監督としては、久光製薬でリーグを3度、全日本選手権を4度制覇するなど、実績は抜群だ。

 「私が監督になったら『スパルタとか鬼だ』とか言われる。それ(厳しさ)も使うけど、五輪の大変さやマスコミ対応なども経験してきているので、選手に寄り添って一緒に戦えるのが女性の強み」。“アメとムチ”を使い分け、76年モントリオール五輪以来の金メダルに導く。

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