渡辺守成氏が国際体操連盟新会長就任 「内村、白井をサッカー選手並みの知名度に」

 国際体操連盟(FIG)は19日、都内で総会を行い、日本体操協会専務理事の渡辺守成氏(57)を第9代会長に選出した。

 119カ国・地域による投票で、欧州体操連合のグルゼク会長(フランス)に圧勝。五輪実施競技の国際連盟で日本人が会長に就任するのは、94年まで国際卓球連盟の会長を務めた荻村伊智朗氏以来で、23年ぶり4人目となった。

 任期は2017年からの4年間。FIGで欧州以外から会長が誕生するのは史上初。国際スポーツ界では近年、日本の影響力低下が課題となっていただけに、主要種目に位置づけられる体操で日本人の国際連盟会長が誕生し、20年東京五輪に向けても期待が広がった。

 渡辺新会長が目標に掲げたのは、体操というスポーツのメジャー化。「内村選手、白井選手といった日本の選手はすべての世界の中で最も厳しいトレーニングを積んでいる。ただ、体操は五輪ではAグループの評価を得ているが、グローバルスポーツでは24位で、1位はサッカーです。なぜか。プロモーション、マーケティングの問題。底辺も少ないし、世界のトップの環境も決して素晴らしいものではない」と、体操の現状を分析。

 「ここから先は内村、白井といった選手が、サッカー選手並みの知名度になり支持を得る。そうなれば嬉しい」と、展望を語った。

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