本田紗来が自己ベストで優勝「真凜お姉ちゃんが頑張ったから」

自己ベストをマークした本田紗来=大阪府立臨海スポーツセンター(撮影・佐藤厚)
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 「近畿フィギュアスケート選手権」(10日、大阪府高石市・臨海スポーツセンター) 全日本ノービス選手権(21日開幕、尼崎)の選考を兼ねて行われた。ノービスB女子で本田紗来(9)=京都醍醐FSC=が初めて試合で3回転トーループを成功させ、自己ベストの65・09点で優勝した。「(8月の)西日本(小学生選手権)では回転が足りてなかった3回転トーループを頑張って飛ぼうと思いました」とハードルをクリア。連続ジャンプや豊かな表現力でも観客を魅了した。 昨季の世界ジュニア女王、本田真凜(15)=関大中、同大会のノービスAに出場する女優の姉、本田望結(12)=同、シニア男子の兄、本田太一(18)=関大高=のきょうだい4人で同大会に出場。大会前に高熱に苦しんだ真凜がジュニア女子で2位に入ったことで「真凜お姉ちゃんは風邪でしんどい中で頑張ってノーミスだった。自分も頑張ろうと思った」とモチベーションを高めた。 試合前には、真凜と望結からお化粧や髪のセットを手伝ってもらい「全日本には行けるから思い切って笑顔で滑ってね」とアドバイスされたという。3回転トーループを決めた時には「望結の声が(会場に)響いていた」と、きょうだいのバックアップを受けた中での会心の演技だった。 全日本ノービスに向けては「3回転サルコーも練習しているので、サルコーもトーループも入れたい」と2種類の3回転へ意欲。将来は「真凜お姉ちゃんのように世界ジュニアやシニアなど、私も世界で一番になりたい」と夢を描いた。

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