紀平“世界初”の大技挑戦へ トリプルアクセル→トリプルトーループ

 「近畿フィギュアスケート選手権」(8日、大阪府立臨海スポーツセンター)

 ジュニア女子SPを行い、9月のジュニアGPシリーズのスロベニア大会で優勝し、女子史上7人目のトリプルアクセルを決めた紀平梨花(14)=関大KFSC=らが出場。SP3位の紀平は、フリーで女子“世界初”となる高難度の連続ジャンプ「トリプルアクセル-トリプルトーループ」に挑む可能性を示唆した。SPは本田真凜(15)=関大中=が首位に立った。

 全日本選手権、同ジュニア選手権の選考会となるブロック大会で、14歳が“世界初”の大技に挑む可能性が出てきた。紀平は9日のフリーについて「調子が良ければトリプルアクセルに3回転トーループをつけるかも。きれいに(アクセルが)降りられれば」と話し、状況次第で国際スケート連盟(ISU)公認大会では女子の成功例がない連続ジャンプに挑戦する意向を示した。

 トリプルアクセルを入れていないSPでは、後半にルッツ-トーループの連続3回転を決めるなどノーミス。しかし、本田と坂本花織(16)=神戸ク=にわずかに及ばず「(トリプルアクセルを)決めたい。今日を忘れさせるような、観客を魅了する演技をしたい」と逆転Vを誓う。

 もちろん「アクセルができても次のジャンプも大事」と、目指す頂は高い。近年の日本ジュニアは群雄割拠。氷上以外の時間もバレエ、ダンス、ヨガなどフィギュアのために1週間を使う努力家が、唯一無二の演技を目指す。

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