千代の富士さん お別れの会に5000人、松山千春「冥福は祈らない」

お別れの会で献歌する松山千春=両国国技館(撮影・三好信也)
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 大相撲の元横綱千代の富士で7月31日に膵臓(すいぞう)がんで死去した先代九重親方(本名・秋元貢、享年61)のお別れの会が1日、東京・墨田区の両国国技館で行われた。

 主催者によると、歌手の近藤真彦、女優の榮倉奈々、元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員、元プロ野球DeNA監督の中畑清氏ら関係者約1500人、一般約3500人が列席。亡き横綱の遺影の前に献花した。

 午前に行われた関係者による会では、九重部屋後援会会長の山本英俊氏、秋元久美子夫人があいさつし、プロ野球ソフトバンクの王貞治会長からのビデオメッセージもスクリーンに映された。

 シンガーソングライターの松山千春も友人代表として登壇し、「冥福は祈らないんだよ、貢。もう一回、立ち上がってくれよ。もう一回、オレたちに、あの雄姿を見せてくれよ。お前の生きた証しはオレたちの心にずっと残るし、また歴史として大相撲の世界でずっと生き続けていくと思います」と、独特の“千春節”であいさつ。作詞作曲したテレビドラマ「千代の富士物語」の主題歌「燃える涙」を熱唱し、「千代の富士ーっ!」と絶叫して、大横綱との別れを惜しんだ。

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